セクシー三昧

インターネットが掬いきれないお店の記録

2021-01-01から1年間の記事一覧

しか

滋賀県草津市は東海道と中山道が交わる巨大宿場町・草津宿があり、琵琶湖水運の拠点の八橋があり、古来より交通の要所として栄えた。現在も国道1号線や名神高速が走り、JR東海道本線と草津線が交わるターミナル駅の草津駅があり、交通の要所である事には変わ…

中華ハウス天来(京都市中京区)

千本丸太町通周辺を歩いていると、気になる中華料理屋を見つけた。今回紹介する「中華ハウス天来」だ。ちょうどラーメンの気分だったので入店。 店のファザードに刻まれた店名が素晴らしい。よく見るとフォントもこだわり抜かれていることが想像できる。「ハ…

スナック喫茶 おしゃれ

いつものように福井県の郊外を車で散策していると、抜群に外観の優れた店を発見した。 昭和のハイカラな価値観を纏うモダンで(悪く言えば)今となっては古びれた見てくれが枯れた魅力を放つ。入るのに躊躇するような、外から中が見えない作りなのも自分にとっ…

北野酒店(大阪・茨木)

JR茨木駅近くに気になっていたが入れなかった角打ちがある。それが今回紹介する「北野酒店」だ。毎回常連らしきおっちゃんたちで盛り上がっていて入らなかった店。それが偶然誰もいない瞬間に出くわした。これは入るしかない! 店内に入るとカウンターとビー…

喫茶・軽食 バンビ

最近旅行の記事しか書いてなかったが、先週行った喫茶店を紹介したい。たまには良いだろう。そもそもセクシー三昧はローカルの良いお店を掘り起こすセクシーなブログだ。原点回帰である。 先週自転車を買ったので、住んでる街の普段全く行かない地区を探検し…

はとや食堂(京都市左京区)

岡崎公園まで足を伸ばした日、美術館に行く前の腹ごしらえとして目に入ったのが「はとや食堂」だ。十字路の角に店を構え、雰囲気がすごく良い。看板には「ごはんとみそ汁の店 おかずいろいろあります」とある。前回の「きらく食堂」のような定食屋だ。これは…

小料理おそめ

JR武生駅から500m程の場所にある古めかしい飲み屋が目に入った。 間口の長い昔ながらの家屋。 その隣はボルガライス(オムライスの上にカツを乗っけた比較的新しい福井県独自のB級グルメ)の老舗、ヨコガワ分店。(本店で修行した店主が1969年にオープンした分…

きらく食堂(滋賀・草津)

「きらく食堂」は滋賀県草津市にある大衆食堂だ。場所はJR草津駅から歩いて約10分。途中、昔ながらの町並みが広がり、駅前の商業施設のことなど忘れさせてくれる。 「きらく」の三文字は気楽か喜楽か。 看板に掲げられた「食堂」の二文字、暖簾から漂う…

カレーショップ ベルナルド(大阪・高槻)

高槻にはまだ未開拓の場所がたくさん残されている。その一つがJR高槻駅前の「グリーンプラザたかつき3号館」だ。 未開拓の地下飲食街。セクシー三昧の雰囲気。 最盛期に比べると(最盛期を知らないが)、地下飲食街もシャッターが下りているテナントも多い…

おでん さなえ

福井の飲み屋街の役割を一手に担う福井片町の離れにある建物の一階に構えるおでん屋。 見た目の割に意外と新しく、14年目を今年迎える。 店内はカウンター席のみ。 内装は確かに昭和の感じではなく平成に作られた少し洒落感を出した日本料理屋の雰囲気を醸し…

4日目 高松市 徳島市 阿波池田

12/22 ◯高松市 サンライズ瀬戸号で高松市に到着する。時刻は7:27。眠い目を擦りながら通勤通学客をかき分ける。高松と言えばうどんだ。うどんを食べるべく、とりあえず徒歩で繁華街の瓦町方面へと向かう。歓楽街がごちゃごちゃしてて良い。 ・さか枝うどん …

ますや(京都市下京区)

最近、歩くのが好きで京都駅から河原町くらいなら平気で歩く。ただ普通に歩くだけでは面白くない。多少遠回りになったとしても、自分が通ったことがない道を歩くことにしている。「ますや」はそんな道中に見つけたお店だ。 良い店が見つかる。散歩の醍醐味だ…

喫茶場守停

JR北陸本線の森田駅から徒歩3分程の好立地に立つクラシカルな雰囲気の純喫茶。 店の名前の由来はすぐ近くにバス停があるから。 かなり昔からある店のようで、現在は数年前に他界したオーナーの息子さんが脱サラして営んでいる。 地元の年配者に愛される喫茶…

居酒屋おきな

福井県の飲み屋街の役割を一手に担う福井片町にはるか昔から店を構える老舗大衆居酒屋。 巨大な赤提灯と古びれた外観、10坪程の狭い店内。1階はカウンター席、2階は座敷有り。 昔ながらの居酒屋という佇まい。片町にしては珍しくチャージ料金が無く、メニュ…

玉一食堂(大阪・高槻)

カツ丼は出てきた瞬間に勝負が決まっている。丼の上にカツがちんまりと乗ったカツ丼は、どれだけ美味しくてもどこか寂しい。逆に丼一杯にカツが広がっていると嬉しくてたまらなくなる。高槻市の「玉一食堂」のカツ丼はもちろん後者だ。JR高槻駅から徒歩1…

うの屋(大阪・茨木)

世の中は緊急事態宣言下。飲み屋は酒類の提供は19時まで、さらには時短営業も求められている。そんな中、僕の中ではひときわ心配している飲み屋がある。それが大阪・茨木にある「うの屋」だ。 「関東煮」と書かれた暖簾に間違いはない。 「うの屋」はJR…

3日目 東京 サンライズ瀬戸

12/21 ご無沙汰してます。だてです。転職して新生活でバタバタしていてブログを書く気力がなく、更新途絶えました。自粛続きで飲食店に行けてないので、旅行記の続きを更新していきます。今後ともよろしくお願いします。 この日は昼から友人に東京を案内して…

味のタテハラ(京都市南区)

精肉店の作るコロッケやフライが美味しいのは誰しも異論はないだろう。ただし、想像してみると精肉店が作る揚げ物は「コロッケ」「メンチカツ」「とんかつ」あたりのイメージが強いのではないだろうか。そんなイメージを見事に壊してくれたのが「味のタテハ…

音色食堂(京都市左京区)

ハタさんが先日紹介されていた「かくれんぼ」に触発されて今回紹介するのは京都にある定食屋「音色食堂」だ。ミュージシャンや音楽好きなら一層心引かれる名前の響きかもしれない。 初めて訪れるとここで合っているのか少し迷う 看板が完全に消失しているの…

かくれんぼ

JR北陸本線の武生駅から降りて徒歩5分程の場所に、「かくれんぼ」という名前のかなり古い出立ちの喫茶店がある。 ここまでボロボロの店は福井でも稀だ。古民家系でも京都インスパイア家屋でも無い、ただただ古い昭和の建物。中に入ると更に良かった。 古いを…

ムツヤ(大阪・茨木)

阪急茨木市駅から歩いて15分ほどの場所に食堂「ムツヤ」はある。駅から少し離れているということもあって人通りは少ないが、正面の道路は車の往来が激しい。市議会選挙直前ということもあって街宣車がよく通る。市議会議員が地域の自治会長の名前を高らか…

立喰うどん・そば たつみや(大阪・茨木)

阪急茨木市駅の近く、「茨木阪急本通商店街」を歩いていると出汁の美味しそうな香りが。それが今回紹介する「立喰うどん・そば たつみや」だ。時刻は13時過ぎ、年配の方と昼休みのサラリーマンが肩を並べて麺をすすっている。僕もそこに寄せてもらうことに…

水無瀬駅前 逍遙

降りたことのない駅で降りてみると意外な発見がある。そこに住んでいる人からすると何でもないような風景も新しく感じる。運が良ければ良い感じの飲み屋が見つかったりする。そんな話だ。 非常事態宣言前のことになるが、僕はある日電車の降りる駅を間違えた…

「湯船を独占する」ってどういう状況?

一応、初めて行く銭湯や温泉はGoogleのレビューやホームページを見てみる。 理由は、客層やセキュリティを確認して行く行かないの判断をする為。 貴重品だけ預けて脱衣所にはカゴが置いてあるだけの銭湯は着て来た服をパクられる心配があるので高い服を着て…

松の湯

(入湯料450円。レンタルバスタオル50円、レンタルフェイスタオル10円。) JR北陸本線にある春江駅のすぐ側にある公衆浴場。 近年、この手の銭湯がバンバン潰れまくってるのに対してここは平日の昼間でも程々に途切れなく客が入る好調ぶり。 昭和5年創業だが平…

コーヒー・お食事 オープン(京都 五条)

オシャレなカフェでもなく、レトロで格式の高い純喫茶でもなく、近所のサラリーマンが昼食に訪れるような、肩の力が抜けたような喫茶店は妙に落ち着く。それはたぶん、細かいルールないからだと思う。過ごしたいように過ごせる、サラリーマンの端くれの一人…

酒場コンドル

大寒波がやってきた。 寒さや雪はもとよりその猛烈な風は木々を揺らし信号は壊れ、道路はホームセンター並の豊富さで物が落ち溢れている。 俺はそういう平日の夜に(無職なのを良い事に)飲み屋を探していた。 雑居ビルの一角に古めかしい佇まいの店を見つけた…

どうして変わり種のおでんを食べたくなるのだろう

「冬といえば?」という問いかけに、「おでん」という答えはよくある答えだと言えるだろう。おでんが店に並ぶと俄然冬だなという気持ちになるし、ついつい注文してしまう。 大根に卵にこんにゃく、じゃがいもに牛すじなんかも良い。冬の間は毎日おでんでもい…

2日目 東京

東京滞在2日目 1日目 熱海 東京 - セクシー三昧の続き 朝起きて埼玉県川口市の喜楽湯へ向かう。川口市は東京から荒川を挟んで対岸にあるため、思ってたより近かった。喜楽湯は銭湯メディアである東京銭湯 - TOKYO SENTO -が運営してる。若いアイデアで様々な…

京都駅近 かわしろ商店

京都には数多くの角打ちスポットがあるが、京都駅近くにももちろんある。それが今日紹介する「かわしろ商店」だ。 京都駅の南側八条口を出て東へ歩く。この辺りを歩くことはほとんどないので、京都駅周辺がまったく違う駅のように思えてくる。5分ほど歩くと…