セクシー三昧

インターネットが掬いきれないお店の記録

きらく食堂(滋賀・草津)

「きらく食堂」は滋賀県草津市にある大衆食堂だ。
場所はJR草津駅から歩いて約10分。途中、昔ながらの町並みが広がり、駅前の商業施設のことなど忘れさせてくれる。

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「きらく」の三文字は気楽か喜楽か。

看板に掲げられた「食堂」の二文字、暖簾から漂う歴史に期待感を膨らませながら入店する。店内は広く、長机が数脚に座敷の席もある。さらには二階にも席があるようにも思われる。店内は開店直後にもかかわらず数組の客がすでに食事を摂っていた。

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座敷に上がればよかったなあ。

店内のシステムは銀のお盆を手に取って奥で注文をする。途中、ショーケースからおかずを取ってそれを会計してもらうこともできる。おかずを自分で選び、ご飯と汁物を頼む形式は、以前紹介した「食堂かどや」と同じ形式。かつてはたくさんあったであろう食堂の光景も、珍しくなりつつあるようだ。

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もちろん定食のみならず麺類や丼物も充実している。メニューを見れば心が躍ること間違いなしだ。

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今になって「寄せ鍋」が気になる。

僕はショーケースからおかずを、奥のレジで「ご飯」と「豚汁」を注文。これで合計600円。良心的だ。箸と水をセルフで取って席に着く。

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おかずの種類は豊富。

ところで僕が手に取ったおかず。一見すると、目玉焼き2玉に、唐揚げの「唐揚げ定食」風だが、目玉焼きをめくって仰天。目玉焼きの下には「野菜の天ぷら」「ゴボ天の煮付け」「茄子の揚げ浸し」が隠れていた。これは……何定食になるのだろうか。

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欲張ったっていいんだと背中を押された気持ち。

そして楽しみにしていた豚汁。これが僕の知っている豚汁とは一味違う。
非常に薄味で、どちらかというと、うどんの出汁に近い。脂っこい食事にはこれくらいあっさりしているのが良い。玉ねぎもよく煮込まれていて甘くて美味しい。薄揚げは僕の好物だ。
すっかり食べて大満足。帰りの駅までの歩きでちょうど良い腹ごなしだ。

 

「きらく食堂」
滋賀県草津市草津2-16-28(JR草津駅から徒歩約10分)
11:00~14:30(日・祝休)