セクシー三昧

インターネットが掬いきれないお店の記録

今野ぽたの書いた記事

はるぴん(大阪・高槻)

出張版セクシー三昧が掲載されたlightmellowbuのbu紙vol.5が本日発売されました! 【bu紙が買えるお店】bu紙Vol.5は10/8以降、画像記載のディスクユニオン各店にて購入出来ます。都内の数店舗だけで売ると思ってたら沢山のお店で売るらしいので各店とも入荷…

チャイニーズキッチン ポピー(滋賀・守山)

世の中は空前の街中華ブーム。 Twitterを見ても、YouTubeを流しても、雑誌を開いても、どこもかしこも街中華街中華街中華……そもそも街中華の「街」ってなんだ? 赤いカウンターで、鄙びていて、床が油でネトネトならそれが街中華なのか? 中華料理屋では駄目…

みなと食堂(兵庫・明石)

みなと食堂はその名の通り、明石の港に店を構えている。JR明石駅から徒歩5分ほどのところにあり、店の向かいにはフェリー乗り場がある。 営業時間は朝7:30からとなっているが、この日は8:30頃に通りかかったところまだ開店準備中。どうやら9:00開店のようだ…

能登屋食品と正進堂(大阪・高槻)

JR高槻駅からしばらく歩いたところに下町の雰囲気が残る地域がある。ローカルなスーパーに個人商店が立ち並び、商店街というより下町という表現がしっくりくる。 そんな地域にある豆腐屋・能登屋食品と、和菓子屋・正進堂を紹介したい。 1枚目が能登屋食品店…

洋食ユキ(大阪・守口)

洋食ユキは、大日駅から少し歩いた住宅街にある。周囲は昭和の文化住宅と平成になって建てられた一軒家が入り交じり、裏手には小学校もある。大阪のどこにでもあるような住宅街だ。この日は休日なので道路に子供が飛び出していたり、お年寄りがゆったりと歩…

中華料理 丹丹亭(大阪・守口)

大阪モノレールの終着駅、門真市駅から一駅前に大日駅はある。名前は知っていたけど行ったことのない駅。そして「だいにち」という言葉は関西弁の発音が心地いい。大きくて日というのも縁起がいい。ある晴れた日、今日こそはという思いで大日駅に降り立った…

旭麺類店(滋賀・守山市)

旭麺類店は滋賀県守山市に店を構えている。「麺類店」という表記は初めて見たかもしれない。たいていは「ラーメン店」「うどん店」「そば店」と住み分けをされているものだが、「麺類店」というとプロ野球でいうとユーティリティプレーヤーのようなものだろ…

ななみ(京都・長岡京市)

国道沿いの風景はどこも均質化されている。日本中、どの街に行っても国道沿いには同じようなチェーン店が並び、「見たことある」光景が日本中あちらこちらに形成されている。それを無機質でつまらないと思いがちであるが、最近読んだ三浦哲哉『LAフード・ダ…

かしわ つるや(大阪・高槻)

唐揚げにはハイボールと言われて久しい。どんな唐揚げもハイボールで流し込めば最高だし、どんなハイボールも唐揚げと合わせると至福のひと時を味わえる。ならば、最高の唐揚げに最高のハイボールを合わせればそれは何物にも代え難い幸福となるだろう。 「か…

はちぼし酒店(京都市中京区)

しばらく更新をサボっていた今野です。 今日は京都市中京区、烏丸御池近くの角打ち「はちぼし酒店」を紹介します。 初めての角打ちはいつも緊張する。角打ちにはそれぞれの店によって微妙にルールの違いがあるのだ。基本セルフなので、グラスや栓抜きはどこ…

兼六食堂(大阪・寝屋川)

寝屋川シリーズ第三弾。今回紹介するのは「兼六食堂」だ。兼六食堂のイメージはとにかく安くて飲める。食堂なので腹も満たせて、もちろん昼から営業している。 京阪電車寝屋川市駅から徒歩10分ほどに兼六食堂はある。日之出商店街のアーケードをくぐろう。寝…

呑喜(大阪・門真)

寝屋川シリーズ第二弾(寝屋川シリーズとは言っているが所在地は門真市だ。このタイミングで知った)。 前回紹介した「立呑み処 優」から京阪電車で1駅の萱島駅にある「呑喜(のんき)」を紹介する。呑む喜びと書いて呑喜。早速喜びを噛み締めよう。 店先の張り…

立呑み処 優(大阪・寝屋川)

大阪府は数多もの鉄道が走っているので、鉄道沿線によって文化圏が異なる。阪急沿線で生きてきた僕にとって京阪沿線はもっとも遠い文化圏の一つである。 寝屋川市は大阪府の中央部から東に位置しており、淀川以南の土地である。20年以上住んでいるにもかかわ…

とら吉(滋賀県・草津市)

駅から徒歩1時間。みなさんならどう考えるだろうか。まあありえないだろう。多分紹介しても誰も行かないのではないか。でも、セクシー三昧としてはどうしても紹介したかった。食堂とら吉である。 場所はJR栗東駅からほぼ直線に1時間。浜街道と呼ばれる琵琶湖…

まるとく(京都駅近)

「京都駅周辺でいかにして飲むか?」は永遠のテーマである。新幹線の停車駅でありながら、河原町といった繁華街からは遠く、お世辞にも食事をするという選択肢としては選びにくい京都駅。 しかし、だからこそ店を探す醍醐味がある。今日紹介する「まるとく」…

おざわ食堂(大阪・茨木)

このブログを続けているとだんだんと良い店を見つけるコツのようなものが少しずつ分かってくる。それが本当に正しいかは分からないが、自分流の基準としてはなかなか活躍してくれる。その中でも今回一つ紹介すると「大病院の近く」というものがある。大病院…

立ち飲み てら(京都市中京区)

京都には有名な会館が3つある。会館といってもコンサートホールのようなものではなく、飲み屋が密集しているビルのことだ。 四条の「四富会館」、西院の「折鶴会館」、そして今回登場する大宮の「新宿会館」だ。今更このブログで語ることもないほど有名とい…

中華ハウス天来(京都市中京区)

千本丸太町通周辺を歩いていると、気になる中華料理屋を見つけた。今回紹介する「中華ハウス天来」だ。ちょうどラーメンの気分だったので入店。 店のファザードに刻まれた店名が素晴らしい。よく見るとフォントもこだわり抜かれていることが想像できる。「ハ…

北野酒店(大阪・茨木)

JR茨木駅近くに気になっていたが入れなかった角打ちがある。それが今回紹介する「北野酒店」だ。毎回常連らしきおっちゃんたちで盛り上がっていて入らなかった店。それが偶然誰もいない瞬間に出くわした。これは入るしかない! 店内に入るとカウンターとビー…

はとや食堂(京都市左京区)

岡崎公園まで足を伸ばした日、美術館に行く前の腹ごしらえとして目に入ったのが「はとや食堂」だ。十字路の角に店を構え、雰囲気がすごく良い。看板には「ごはんとみそ汁の店 おかずいろいろあります」とある。前回の「きらく食堂」のような定食屋だ。これは…

きらく食堂(滋賀・草津)

「きらく食堂」は滋賀県草津市にある大衆食堂だ。場所はJR草津駅から歩いて約10分。途中、昔ながらの町並みが広がり、駅前の商業施設のことなど忘れさせてくれる。 「きらく」の三文字は気楽か喜楽か。 看板に掲げられた「食堂」の二文字、暖簾から漂う…

カレーショップ ベルナルド(大阪・高槻)

高槻にはまだ未開拓の場所がたくさん残されている。その一つがJR高槻駅前の「グリーンプラザたかつき3号館」だ。 未開拓の地下飲食街。セクシー三昧の雰囲気。 最盛期に比べると(最盛期を知らないが)、地下飲食街もシャッターが下りているテナントも多い…

ますや(京都市下京区)

最近、歩くのが好きで京都駅から河原町くらいなら平気で歩く。ただ普通に歩くだけでは面白くない。多少遠回りになったとしても、自分が通ったことがない道を歩くことにしている。「ますや」はそんな道中に見つけたお店だ。 良い店が見つかる。散歩の醍醐味だ…

玉一食堂(大阪・高槻)

カツ丼は出てきた瞬間に勝負が決まっている。丼の上にカツがちんまりと乗ったカツ丼は、どれだけ美味しくてもどこか寂しい。逆に丼一杯にカツが広がっていると嬉しくてたまらなくなる。高槻市の「玉一食堂」のカツ丼はもちろん後者だ。JR高槻駅から徒歩1…

うの屋(大阪・茨木)

世の中は緊急事態宣言下。飲み屋は酒類の提供は19時まで、さらには時短営業も求められている。そんな中、僕の中ではひときわ心配している飲み屋がある。それが大阪・茨木にある「うの屋」だ。 「関東煮」と書かれた暖簾に間違いはない。 「うの屋」はJR…

味のタテハラ(京都市南区)

精肉店の作るコロッケやフライが美味しいのは誰しも異論はないだろう。ただし、想像してみると精肉店が作る揚げ物は「コロッケ」「メンチカツ」「とんかつ」あたりのイメージが強いのではないだろうか。そんなイメージを見事に壊してくれたのが「味のタテハ…

音色食堂(京都市左京区)

ハタさんが先日紹介されていた「かくれんぼ」に触発されて今回紹介するのは京都にある定食屋「音色食堂」だ。ミュージシャンや音楽好きなら一層心引かれる名前の響きかもしれない。 初めて訪れるとここで合っているのか少し迷う 看板が完全に消失しているの…

ムツヤ(大阪・茨木)

阪急茨木市駅から歩いて15分ほどの場所に食堂「ムツヤ」はある。駅から少し離れているということもあって人通りは少ないが、正面の道路は車の往来が激しい。市議会選挙直前ということもあって街宣車がよく通る。市議会議員が地域の自治会長の名前を高らか…

立喰うどん・そば たつみや(大阪・茨木)

阪急茨木市駅の近く、「茨木阪急本通商店街」を歩いていると出汁の美味しそうな香りが。それが今回紹介する「立喰うどん・そば たつみや」だ。時刻は13時過ぎ、年配の方と昼休みのサラリーマンが肩を並べて麺をすすっている。僕もそこに寄せてもらうことに…

水無瀬駅前 逍遙

降りたことのない駅で降りてみると意外な発見がある。そこに住んでいる人からすると何でもないような風景も新しく感じる。運が良ければ良い感じの飲み屋が見つかったりする。そんな話だ。 非常事態宣言前のことになるが、僕はある日電車の降りる駅を間違えた…