セクシー三昧

インターネットが掬いきれないお店の記録

はとや食堂(京都市左京区)

岡崎公園まで足を伸ばした日、美術館に行く前の腹ごしらえとして目に入ったのが「はとや食堂」だ。
十字路の角に店を構え、雰囲気がすごく良い。看板には「ごはんとみそ汁の店 おかずいろいろあります」とある。前回の「きらく食堂」のような定食屋だ。これは期待大である。

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よく見ると暖簾は鳩柄である。

表に掲げたメニューを見ると定食の種類は豊富。しかし僕は迷わず「粕汁定食だな」と決める。粕汁は店によって風味が大きく異なるので面白い。

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大阪人の端くれとして肉吸定食も捨てがたい。

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うどんに中華そばもある。酒だってある。

店内に入ると左手におかずのショーケース。開店直後のようで種類は豊富。写真はないが和洋様々なおかずが並ぶ。その中から僕はアジフライとオムレツを選択。ショーケース近くのお盆に置くと店員が温めてくれる。席に着き「粕汁定食」をお願いする。

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具がどろっと溶けた美味しそうな粕汁

先にご飯と粕汁が先に来たので粕汁を一口頂く。具材がとろっと溶けて、そして酒粕の風味が比較的強くてこれが美味い。ご飯にも合いそうな味付けだ。
待っているとおかずも到着して定食の完成。

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ご飯足りるかな。

アジフライはオーソドックスながらも風味豊かな味わい。付け合わせのスパゲティが嬉しい限り。そして今回のベストはオムレツだ。一見なんの変哲も無いオムレツだが、割ってみると牛肉と玉ねぎの餡がとろっとあふれてくる。その餡の玉ねぎがなんと甘いこと。さらには絶妙な塩加減にご飯が進む。
ごちそうさまでした、これで700円。良心的だ。
食後は岡崎公園まで歩き美術館を見て回り、珈琲を飲んで帰る。なんて贅沢な一日なのだろう。

あとから知ったのだが、この「はとや食堂」、なんと朝6時から営業しているらしい。京都に泊まって「はとや食堂」で朝食を。想像しただけで夢が膨らむ。いつか試してみたいものだ。

 

(店舗情報)
「はとや食堂」
京都府京都市左京区聖護院山王町43-1
6:00~18:00(土曜休)