セクシー三昧

インターネットが掬いきれないお店の記録

玉一食堂(大阪・高槻)

カツ丼は出てきた瞬間に勝負が決まっている。
丼の上にカツがちんまりと乗ったカツ丼は、どれだけ美味しくてもどこか寂しい。逆に丼一杯にカツが広がっていると嬉しくてたまらなくなる。

高槻市の「玉一食堂」のカツ丼はもちろん後者だ。JR高槻駅から徒歩15分ほど。国道沿いに玉一食堂はある。看板に大きく「玉一」と書いてあるのですぐに見つかる。

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堂々たる店構え

中に入ると、近所の自動車整備工場の社員が昼食を取っていた。カレーの美味しそうな匂いが漂っている。喫煙可なのもいい。誘惑に負けそうになりながら、メニューの中からカツ丼と豚汁を注文する。この日は寒かったのだ。

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メニューの他、ケースの中に一品物のおかずがある。

店内も歴史を感じるが、掃除が行き届いてどこまでも清潔。これぞ食堂といった居心地のよさを感じる。

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恵比寿の絵が特徴的。

そして待つこと数分、やってきたカツ丼がこれだ。

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カツ丼の模範解答。

丼いっぱいに広がった厚さ十分のカツに、半熟の白身がよく映える。大きめに切られたネギや玉ねぎも嬉しい。見ただけでこんなに嬉しくなるカツ丼ってすごい食べ物だ。
味ももちろん抜群。カツ丼を食べたいときの欲求を120%満たしてくれる味だ。カツが小さいスカスカの貧相なカツ丼では満たされない。

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寒い日の豚汁は命の味。

また豚汁が美味い。豚肉、豆腐、もやしが主な具材で食べ応え十分。味付けは濃いめだがこれがいい。ボリューム満点のカツ丼を濃いめの豚汁で流し込む。最高のひとときである。
ごちそうさまでした。いつか一品ものとビールで昼飲みもしてみたいものだ。

(店舗情報)
「玉一食堂」
大阪府高槻市川西町1-20-16
10:00~15:00 17:00~20:00(日祝定休)
(土曜日は昼営業のみ)