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滋賀県草津市は東海道と中山道が交わる巨大宿場町・草津宿があり、琵琶湖水運の拠点の八橋があり、古来より交通の要所として栄えた。現在も国道1号線や名神高速が走り、JR東海道本線と草津線が交わるターミナル駅の草津駅があり、交通の要所である事には変わりない。
そんな草津の駅前の一等地にあるのがこれ。
高校生の頃から毎日のように前を通っているが、何のお店か検討がつかなかった。赤提灯が付いてるので、かろうじて居酒屋であることがわかる。検索してみても食べログ、ぐるなび、Google Mapすら出てこず、草津市の広報サイトに小さな記事があるのみ。
本日は意を決して入店してみる事にした。
「よう来てくれはったねぇ」と綺麗な江州弁で迎えられる。こざっぱりとした小料理店のようだ。女将さんの娘さんの2人で切り盛りされてるそうだ。今日は娘さんがやっていた。店内では常連客数組がグラスを傾けてる。オススメはおでんとホタテだそうだ。はじめてのお店はとりあえずオススメを注文するのが良いだろう。
とてもお喋りのお好きな娘さんで、
「よう見つけてくれはったね」「毎日前通ってて気になってたんですわ。けど食べログとかなかったんで不安でしたわ〜」「無い方がおもろいやろ?」「おもろいですねえ、じゃあ写真撮ってTwitterとかブログとかあきまへんやろか?」「いやいや、そこは載せてえな。」と気前よく掲載許可(?)を頂いた。
出汁は濃いめで酒とよく合う。特に里芋が絶品で、里芋は昔から繊維の感じが得意ではなかったが、これは口の中でホロホロに解けていくまで煮込まれてて本当に美味しかった。巨大なガンモもフワフワ。酒蒸しのホタテはレモンとポン酢と相性抜群。良いねえ。
Google Mapや食べログがないのであえて店舗情報は載せません。居酒屋だけど土日祝がお休み。ぜひ見つけたら行ってみてね。