セクシー三昧

インターネットが掬いきれないお店の記録

中華ハウス天来(京都市中京区)

千本丸太町通周辺を歩いていると、気になる中華料理屋を見つけた。今回紹介する「中華ハウス天来」だ。ちょうどラーメンの気分だったので入店。

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店のファザードに刻まれた店名が素晴らしい。よく見るとフォントもこだわり抜かれていることが想像できる。「ハウス」という文字が入っているのもモダンだ。「中華天来」よりも「中華ハウス天来」の方が断然いい。

本題からは逸れるが、千本丸太町周辺はこの店以外にもモダンな心意気を感じる店を数多く見かける。この街の歴史に、モダンなものを愛する風土が根付いているのだろうか。

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壁に掲げられたメニューも豊富。セットメニューから一品もの、お酒もある。この日はシンプルなラーメンセットで攻める。

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店内は高齢の店主が一人で仕切っていた。僕が入店したときは客がおらず、店主はカウンターに腰掛けてテレビを見ながらタバコを吸っていた。なんだか絵に描いたような中華料理屋の店主でただならぬ雰囲気を感じる。

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まずはセットのミニチャーハンが出来上がる。茶色っぽいチャーハンは中華料理屋に来た気分が高まるので個人的にすごく嬉しい。ご飯も一粒一粒がパラっと仕上がっていて熟練の技術を感じる。味ももちろん上等で、脂の旨みが適度にしつこくなく広がっていく。ビール頼めばよかったな…。

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続いてラーメンもシンプルな中華そば。しかしチャーハンで高まった期待は裏切らない。醤油の風味がちょうどよくスイスイとスープが飲めてしまう。手垢のついた言い方をすると毎日でも食べたくなる味だ。

食べ終わって店主に挨拶をする。気難しい人かと思ったいたら、ニコニコとありがとう!と言ってくれた。なんだか安心。また来たくなっちゃうな。

ラーメンもチャーハンも見た目は定番だけど、この味、絶対にまた忘れられずに食べたくなるやつ。絶対に末長く続いてほしい。

(店舗情報)

「中華ハウス天来」

京都府京都市中京区聚楽廻松下町3-12

JR二条駅から徒歩15分

11:30〜14:00/18:00〜21:00(現在は20時閉店)

火曜定休