二の宮ラーメン
福井県福井市の二の宮地区。繁華街片町から離れ、最寄駅も無いのに飲み屋がそれなりに立ち並び、この辺の水商売の人達はここが福井の二番手の飲み屋街だから2飲み屋(二宮)が由来だと皮肉混じりに言うけど実際は良くて五番手六番手ぐらいだと思う。

今回紹介するラーメン屋はそんな微妙な地区に昔から店を構えるラーメン屋で、ネット上にもほぼ情報が無い。


交通量の多いロードサイドの一本裏の住宅地の中にあり、たまにタウン誌に取り上げられるぐらいの小さなお店だけど、その情報量の少なさの割に県外からファンが来る知る人ぞ知るラーメン屋。
と言ってもめちゃ混んでるとか群を抜いて美味いという訳では無いんだけど、鶏出汁+かけ蕎麦の汁のようなスープの滋味深いラーメンが絶妙に夜中に食べたくなる味だ。

↑チャーシューラーメン(900円)生姜の香る柔らかなチャーシューが良い。チャーシューは単品でも注文できる。
ちなみに手打ちそばも食べられる。福井の飲食店は大概手打ちそばもやってる、凄い文化だと思う。ただ、ラーメン屋にあるのはかなり珍しい。
寡黙な親父さんが1人で切り盛りしている。全然話す事は無くて、たまに冷蔵ケースにある出汁の入ったペットボトルを取ってくれと頼まれるくらい。もっと通ってこの店の経緯を聞いてみたい。

↑牛すじ煮込み(800円)かなり肉は多い。
何度か営業時間の変更をしており、情報は錯綜している。昔は明け方5時まで営業していたが、今は昼営業と夜営業をしているようだ。下に今現在の営業時間を明記しておく。
場所:〒910-0015 福井県福井市二の宮1丁目11−27
営業時間:11:00〜14:00 18:00〜22:00 日月と祝は休み
ラーメン正大
馴染みの店で年越しをして、そこの客と初詣に行った後こんな日に繁華街はどんな状態かなと彷徨ってみると案外やってる店はある。
なんとなく誰とも喋りたく無い時に、客とも店の人とも関係性が薄い、コミュニケーション不要でただ飲めるだけのお店というのを僕は何軒か抱えている。僕にとってラーメン正大はそういうお店だ。

さっきまで知ってる人や知らない人達に囲まれて散々喋って飲んで、こんな頼りない蜘蛛の糸みたいな関係性に縋って寂しさを紛らわせてるだけの事がいい加減虚しくなって、ただ温かいラーメンが食べたい。それも醤油の中華そばのやつ。

正大の中華そばは福井の中華そば系で1番美味いと思ってる。丸鷄と魚介、そこに少しの化調らしいが、いたって普通なのにバランスが絶妙だ。色々計算された上での普通さを演出しているような気がするし単に偶然のような気もする。砕いた揚げニンニク乗ってる中華そば、僕は嫌いで、それ乗ってたらもうソレの風味しかしないやんと思うから。このラーメンにも乗ってるけどこのラーメンには乗ってた方が良いと感じた。調和している。胡椒も要らない、風味が消えるから。これで完結している。
食べ終わって店を出る時、店長に「年末年始休まないんですか?」と一言だけ口を聞いた。
店長は「三が日終わったら、少し休もうかね」と一言。戸を開けると雨風は収まっていて、終電も無いしタクシーは高いから、これなら歩いて帰れるなと思った。出掛けに後ろから「いつもありがとうございます」と聞こえ、店を後にして歩き始めた。家までは7キロあるけど、僕の言った事や言われた事を思い返して沢山のことを考えていると、いつもすぐ家に着く。終電を逃して歩いているこの時間は、僕が何一つも持ってない事をまじまじと見つめるようなそういう風な事に充てている。
そんな年末年始となりました。あけましておめでとう。
セクシー三昧
好きなバンドのセルフタイトルアルバム、キャリア中盤に作られがちなので、僕とだてさん、今野ぽたさんの3人で始めた共同ブログもなんやかんやで4年経とうとしてるからセルフタイトルの記事を書く。
このブログのタイトルは僕が仮で付けたタイトルで、恥ずかしい名前にしとけばみんなすぐ代替案出してくれるかなと思って付けたんだけど2人とも「良いですね!」と気に入ってしまって、なんか僕も良いような気がしてきてそのままになってしまった。エロサイトと間違えて人が来ないか心配である。
セルフタイトルを冠する今日の記事は、飲み屋で経験した楽しかった出来事を書きます。
この日はクマゴローカフェ(今はもう無い)という福井のシェアキッチンで行われた熟成日本酒の飲み放題イベントに1人で参加していた。
中は鮨詰めだったので1人で軒先で飲んでると、同じく軒先で横に座って飲んでた40代くらいの女の人に「君、ハタ君やろ?」と声を掛けられた。この界隈で飲み歩く内に顔と名前が独り歩きして、知らない人に声を掛けられる事が多くなった。話してみると盛り上がったので、その日はインスタを交換して後日福井片町でサシ飲みしようと約束した。

飲みの約束って大体実現しないんだけどこの人は律儀に守った。特にどこに行くというプランを決めずその場の腹のヘリ具合とか雰囲気で店決めるタイプなので、とりあえずお腹減ってないし相手の知り合いの店行こうと言って行った飲み屋でシャンパンゲームが始まった。サイコロ振って出た目で飲むやつ。大学生がするやつじゃないか。
↑ケツが光ってる。絶対高い。
この女の人、ガンガン飲むし店の子にも飲ませるしシャンパン何故か光ってるし、飲み代やべーぞと思ってたら五万ぐらいで、全額その人が奢ってくれた。マジ??
その後最近オープンした「どんぐり」という居酒屋へ。
↑信号機みたいだなと思った。
どんぐりは明け方まで営業してるから福井片町で飲んでる人達の最終処分場。日曜日も昼営業してる、繁華街エリアでは珍しい。ここでもしこたま飲んで喋って全部飲み代を出してもらった。何故??
明け方、始発で帰る僕をその人は駅まで見送ると言って2人でフラフラと肩組んで歩いた。
↑繁華街の夜明け。夜明けと共に眠る私達。
それから歩き疲れて、雑居ビルの角に2人でへたり込んでそのままチューをした。駅に着いて始発が来るのを座って待つ間にもした。ベロチューだった。お互い良い年なのに何若い事してるんだろう。飲み代出してもらって最後チューするって、やってる事ほぼママ活だなと思った。
その後もよく2人で会って飲み代をこまめに出してもらう、またベロチューをする等、良好な関係が続いている。
僕は陰キャでブサイクで1人でいつも粛々と飲んでるから、こういう事とは無縁と思ってたけど、意外とこういう状況が何度か起きるから、酒飲みの才能があるのかもしれない。酒飲みの才能って何?
住宅地の真ん中に古墳がある神明駅付近を巡る

JR福井駅を降りてローカル電車の福井鉄道に乗り、40分程度電車に乗ると到着。10駅以上各駅停車するので時間以上に長く感じた。
この日は歳の近い美人の女医さんから「昼からサシ飲みしよう」と急に連絡来たから、周りの知人に言いふらして得意げになっていた。
待ち合わせまで時間があったから、付近を散策する。

基本的には住宅街で、こういう車では通れなさそうな細い路地が萌えポイントだと思う。あるけどね、車。
あと何より古墳が急に住宅地の真ん中に出現するのが良いなぁって思う。


でっかく土が持ってあって頂上に社みたいなのがある。マイナー観光地なのか観光客みたいなのは全然居なくてそれも良かった。
↑別日の夜に見に行った写真。
この兜山古墳は北陸で最大級の大きさらしい。神社として機能していたらしくそのおかげで格段に良い保存状態なのだそうだ。観光資源として有益なのに、周りは住宅地しか無い、お店とか無い。だから住宅地の中から突然古墳が生えてる異様な風景になってる、面白い。こういう観光資源の売り出し方は福井県は不器用だと思う。
歩き回ってたらそれなりの時間になっていたのでこの日の昼飲み会場である「串政」へ向かった。

普段は夜しかやってないけど、土曜日だけは12:00から通し営業している。

ここの女将は芳山会という日本酒好きのグループに所属していて、月一で十四代やらジコンやら貴重な酒を飲む会を主催の山崎さんが開いている。僕も昔所属していて、今でも時々は会に顔を出している。
そんな日本酒好きな女将なので県内外問わず銘酒を取り揃えている。しかしとりあえずこの日は暑かったのでサワーで乾杯した。
焼き鳥やら山ウニ鉄板焼きやらを注文する。山ウニとは福井県の鯖江市が必死になってアピールしている郷土調味料で、 すりつぶした黄ゆず、赤なんば(萬願寺唐辛子)にたかの爪と塩をすり鉢で混ぜて練り上げてペースト状にしたもので、鮮やかな朱色がまるでうにのようであることが名前の由来である。←サイトからペーストしました。塩っ辛くて美味いです。僕は普段は刺身にコレ付けて食べてます。

飲み相手の女医さんとは行きつけの飲み屋でよく顔を合わす内に話すようになり、インスタを交換した程度の関係値だったので何喋ろうかなと思ったけどIQが高い人ってスムーズに会話をそつなくこなす。根暗の僕が一生懸命練習して、やっとの思いで人間のモノマネをしてるのに、人生の素地の違いがモロに出るな〜〜と感心しきりだった。

↑山うに鉄板焼き。美味い。
2件目はすぐ隣のランタンベアー(すぐ近くのホットサンド屋さん。元々金沢で飲み屋経営してた人の店だから、言えばアテとか作ってくれるよ)に行こうとしたらコロナ禍で昼営業はやめていて、今は昼は団子屋さんの間借り営業になっていて断念。今度夜ハシゴ酒したいね。
とりあえずまた電車で40分かけて福井まで戻り、2人でいつもの飲み屋で少し飲んで解散した。
結局なんで僕を飲み相手として選んだんだろうと思ったけど、よく分からなかった。本当はこういうのって僕が奢らなきゃダメだろうけど、明らかに向こうの方が稼いでるから、それも向こうは分かってるから「割り勘で良いからね」と気遣いまで出来るのかと頭が上がらないね!飲み屋通いも続けてみるもんだなと思った。
何もかもが中途半端な観光地、越前東郷駅を巡る
前置き。久々の更新になりました。頭スカスカになるポルノ中毒とYouTube、心を濁らせるだけのInstagramにハマって大きな周り道をしていたら何もかもをやる気力が失せて、頼り無い人間関係に縋って埋め合わせをしてるだけの週末はさすがに、さすがに終わっていると思って、ブログ書いて何かやってる気になってるのもそれはそれで不健康な気もするんですけど、取り敢えず何か書こうって気になってきたから、書く。一緒に共同ブログやろうって誘った今野さんとだてさんに悪い事したな。前置き終わり。
JR福井駅から同じホーム内のJR九頭竜線(越美北線とも呼ばれる)に乗り換えて3駅進むと着く駅が今回紹介するJR越前東郷駅。

田舎の駅らしい無人の駅だが横に綺麗そうな多目的トイレもある。本数も少なく時間に注意、行きも帰りも1時間に一本もありません。僕の住む最寄駅は1時間に一本電車ある上ごく最近まで有人駅だったにも関わらず昭和の公衆便所みたいなトイレしか無いのに、なんだこの差は。ちなみに東郷駅は1980年代に無人化している。よこせや、綺麗なトイレ!!ちなみに、この辺の事情というか理由は後で解説します。
駅を出てしばらく歩くと、道路に対して幹竹割りしたように道路の中央を貫く綺麗に整備された水路が見えてくる。




この通りが東郷地区の観光資源の一つである越前美濃街道だ。この街道は岐阜県からスタートして福井駅にまで繋がる旧街道で、古い街並みや水資源を整備してサイクリングコースと銘打った175kmの地域活性化プロジェクトのようだ。その割に周りに殆どお店は無く、精々水路の鯉に餌をやる程度である。この江戸時代の情緒を思わせる区画もかなり短く、終点と始点をGoogle mapで測ると500mだった。あとは普通に住宅街と田舎の風景が続きます。



人が近づくと餌を貰えると思うのか口をパクパクさせながら鯉が近寄って来る。魚のくせに哺乳類みたいな仕草をすると途端に愛着を感じる。通り沿いに鯉の餌の無人販売があったが中は空っぽ。鯉も元は錦鯉だったものが世代交代のせいか模様のないものが生まれて殆ど普通の鯉だけになっている。ゴミ一つ浮いてない水路の綺麗さは凄いけど、そもそも観光者が少ないから綺麗なのかも。
ここまで読んでいておそらく多くの人は「観光用にそれなりに資金を投じた様子が伺える割に、なにもかも中途半端過ぎる」と思うだろう。その辺の事情に明るい人に昔聞いてみたところ、かつて本気でこの地区を盛り上げようとしたプロジェクトがあったものの、端的に書くと地元民がかなり非協力的だったようでこのような有様になったという経緯があったようです。そのおかげで、不思議な隠れた観光スポットと化していてこの微妙さが好きなのですが。だから無人駅なのに駅のトイレ新しいんだね、根に持つようだけど。新しくて綺麗なトイレ、最寄駅に、よこせ。
あんまり良く無い事ばかり書いてきたので今から良いこと書きます。まずこの水路沿いには酒蔵が2件もあります。駅近に2件もあるなんて最高ですね。


安本酒造の白岳山は流行りの芳醇旨口系の日本酒です。香りが独特なので県外でも黒龍や梵、花垣の次ぐらいに認知されてるイメージあります。銘柄によってはボウモアみたいな薬箱臭い香りがして、僕は日本酒にはそういうのは求めてないので抜栓後わざと冷蔵庫に1日寝かせると薬臭さだけ抜けて芳醇な香りが顔を出すという裏技を使ってます。
毛利酒造の方はもう少し昔ながらの味わいで、バナナの香りにも例えられる酢酸イソアミル系の旨口食中酒って感じです。お寿司や酢の物、柑橘系と合わせる事を想定した 紗利(さり)という銘柄が有名です。余談ですが福井の地酒の全てが手に入る「みやごう酒店」という酒屋にある「郷」というPB商品日本酒があるんですけど、それはここで作られています。
あとはもうめぼしい店とか通りに無いんで(ヤバいね!)少し駅近くまで戻って飲み屋巡りをしたいと思います。
その前に、もう一つ東郷地区の重要な観光資源を紹介します。照恩寺です。

ただの寺やないか、と思うかもしれないが、ここの住職はあのテクノ法要の人なんですよね。あのプロジェクトマッピングとかDJを駆使してニコニコ超会議とかアメリカで法要してる、その人です。そしてお寺の中に喫茶店があります。金土日だけオープンで、今回は時間の都合上行けなかったけどホームページ見るとリノベーションした空間が凄くオシャレでした。こんなに俗っぽい事で成功してる寺、なんかあんまり有り難み感じないなと思わんでもないんだけど、でもテクノ法要一度は行ってみたいね〜って思う。

そしてその向かいにあるのがトックリ軒という見た目は古臭いけどなかなか飯は美味いと有名な和洋食屋があります。今日はここで飲みましょう。夜は17時から、昼は11:00〜14:00やってるようです。


店の中央に大きなテーブルがあって、そこはお客さん通しでシェアして使う感じです。カウンター5席、小上がりの座敷が3つ。情緒のある昔ながらの飯屋ですね。
ここはオムライス、焼きそば、鶏足が有名なのですが、とりあえず今日は若鶏足を注文しました。

若鳥足を焼いて特性醤油タレを掛けたもの。カットして持ってきてほしいと言えばこのように骨取って刻んで食べやすくしてくれます。表面の鶏皮の香ばしさと旨みを逃さないように焼いた肉、特性タレもこれだけ売ってくれないかと言いたくなる。ちなみにヒネ鶏足バージョンもある。ぜひ次回。そしてついでに頼んだ串カツ↓

ここはオムライスも有名なのだが、ケチャップではなくソースが掛かっているらしい。多分同じものが掛かっている。美味い!✌️
トックリ軒を出るとまだ腹に入りそうだったから何か無いかなとGoogle mapで探すと、すぐ近くに「こびり庵」という東郷地区のアンテナショップ兼カフェ兼定食屋兼飲み屋という欲張りな店があったのだが、土日は地域のレンタルスペースとして機能しているらしく、中から地域民の談笑する声が聞こえた。
他にも毘沙門寿司という寿司屋も昼営業してるっぽいが、今から寿司かぁと思って行かなかった。
一つ面白いのが増山商店というかつての織物工場だった場所をリノベーションして雑貨屋兼カフェに今年の8月3日から営業開始したようだ。こういうのって普通は若い感じの人なんだけどインスタを見るとそれなりの年配の男性で意外だ。先ほどのこびり庵にも関係あるらしく、地域貢献活性化に一枚噛んでいる様子が伺えた。今回は地域の行事「東郷何コレ市」に出店してるらしくお店はやってないとインスタに書いてあった。あー、そういえば駅前のすぐ近くでフリーマーケット開催してたあれか!農産物とか洋服とか売ってました。
ここからは全く個人的な事なので読む必要は無いけど僕の記憶の整理のために書きます。
福井駅前近くのテナントビルにクマゴローカフェというシェアキッチンがあって、福井駅前再開発に伴いそのビルが解体されるからクマゴローカフェも今年立ち退いたんですけど、そのクマゴローカフェの備品を東郷地区にあるガレージに集めて即売会を企画したイベントがあったので、そもそもの目的はそこに行くためでありました。本当にこんな住宅街の細い通路に大きなガレージなんかあるんかいなと進むと、既に懐かしの黄色いクマゴローカフェの看板が見えました。

中に入ると見知った顔が。どこかで見たクマゴローの備品たち。福井で1番汚い店と罵られながらも福井のサブカルチャー欲を満たしてくれた重要な拠点。寂しさとノスタルジーが湧き上がってきた。店主はもうクマゴローは再開しないと言うていたから。


「振る舞いの大根餅とシュウマイあるよ」の言葉に甘えて頂く事にした。

よく見るとさっきトックリ軒で飯食ってた女性と若い男が居た。「さっきトックリ軒居ましたよね」とお互い喋って、ちょうどみんなそれぞれが名物のオムライス、焼きそば、鶏足を注文していて、みんなで同じテーブルに座ってシェアすれば良かったねと笑った。
ちなみに今回の会場であるガレージと古民家はトンデモ図書室伊藤堂として2019年から今年の7月まで運営されてた場所らしくて、今は日本に来た外国人が泊まるスペースとして貸してるとか。なんかもうさっきから情報量多くて分からん。なんでこんな縁もゆかりもない場所でガレージセールやってるのかなと思ったけど多分クマゴローのオーナーがその伊藤堂の人と繋がりがあったんだろう。サブカルチャー同士の横のつながりは広い。
なんか知らない古民家でシュウマイ食べながら中国茶を飲み、さっき鉢合わせしたお店の客と田園風景見ながら喋ってて、なんか現実離れし過ぎだな。福井って大っぴらなイベントはあんまり無いかもだけど、こういう小規模とか事情知ってる人だけが来るみたいな個人規模のヘンテコなイベントは沢山ある。情報に辿り着くまでが苦労だけど。他の田舎もこんな感じなんでしょうか?イベント事情知りたいです。
この日は他にも陰キャ繋がりの友達が勝山の越前大仏でコーヒー淹れてイベント出店してたり、一乗谷でそこにも別の陰キャ繋がりの友人が出店してて体よ3つに分裂してくれと思った。終わり。
鉄道開業150周年 東北周遊旅その3
青森駅に着いた。とりあえず駅前の目抜き通りを歩いてみる。立派なアーケード街が一直線に伸び、人通りもそれなりに多い。お昼は魚菜センターで食べようと思っていたが、この日は生憎の定休日。友人に教えてもらった喫茶店に行くことにした。

大通りから脇に入った通りのコーヒーマロン。性癖に刺さる外観。
ご主人のコレクションの調度品の数々が飾られていて、まるで宝箱をひっくり返したような店内。それでいてごちゃごちゃした感じが無いのが素晴らしい。



お腹が空いていたので名物のジャマイカンカレーを注文した。ひき肉がたっぷり入った甘口のカレー。この甘味はおそらく玉ねぎ由来。甘いのにスパイスが効いていて、とても美味しい。サラダが野菜スティックで来たのも面白い。

ブレンドコーヒーをおかわりし、店内でぼーっと過ごす。自家焙煎のこだわりブレンドは苦くてまろやかで香り高い。周囲の会話に耳を傾けると、津軽弁が聞こえてくる。。ようやく本州の最果てに来た実感が湧いてきた。同じ日本語のはずなのに、周囲が何を言っているのか皆目見当もつかない状況が不思議すぎて笑えてくる。わたしの祖父が青森出身で、津軽弁と南部弁の違いこそあれど、家に来る親戚たちの訛りを聞いて育ったから、ある程度分かると思ってたしなんか悔しい。


喫茶店を出て青函連絡船八甲田丸の見学に行く。八甲田丸は青函トンネル建設以前の鉄道連絡船で、青森と函館を結んでいた。レールが船の中に繋がっており、列車ごと移送していた。船の中に列車が入るなんて実物を見るとやっぱりびっくりしちゃう。だって、船の中にレールが敷いてあって、列車が入ってるんだよ?船の中に...

青森市内の民俗資料や船内の操舵室等見所が沢山あり、小一時間の空き時間では十分な見学が出来なかったのが残念だが、それでも多くの展示は興味深い内容であったし、旅情を掻き立てるには十分であった。





時間が足りずねぷた会館へは立ち寄ることができず、気がつけば予定していた列車の発車間近。慌てて青森の街を後にする。
(続く)
鉄道開業150周年 東北周遊旅その2
東京駅に着いた。やはり丸の内駅舎はかっこいい。仮に大阪駅も同様に戦前のレンガ造りで復刻していたとしても、ここまで洗練された雰囲気にはならなかっただろうな。東京だから出せる味。



東日本パスを受け取るのためにみどりの券売機を操作する。ところが発券できない。どうやら日付けを誤って購入していたようだ。早速旅の雲行きが怪しい。旅程を練り直し、当初計画していたおおよその旅程を遂行出来る乗車券を「旅客営業規則第2節乗車券の効力第154条」に基づき急遽購入した。
(1)普通乗車券イ 片道乗車券
営業キロが100キロメートルまでのときは1日、100キロメートルを超え200キロメートルまでのときは2日とし、200キロメートルを超えるものは、200キロメートルまでを増すごとに、200キロメートルに対する有効期間に1日を加えたものとする。ただし、第156条第2号に規定する大都市近郊区間内各駅相互発着の乗車券の有効期間は、1日とする。
100kmを超える経路の切符(≒有効期間2日以上の切符)を使用する際、経路の後戻りは出来ない、同一の駅を2度以上通過出来ない等の制限はあるものの、青春18きっぷ等のフリー切符と同様に途中下車が自由である。これは結構便利なので覚えておくのをおすすめする。誤って購入した切符の払い戻しが出来ない金銭的な損失は大きいが、仕方ない。賞与でなんとかしよう...

東北新幹線は自由席の設定が無く、すべて指定席であるが、3列シートの真ん中に数席空きがある程度の盛況ぶり。自席に座るとなんと両サイドのおばちゃん2人組がご友人同士。なんでやねん。流石に嫌すぎたので交渉し、窓際の席を譲ってもらうことに。助かった...
交渉の過程で私の関西訛りの言葉を聞き、
「お兄さんどこから来はったん?」
「僕は滋賀県です」
「あーやっぱり?私ら京都やねん」
「標準語で喋ってたつもりやけどやっぱり分かるもんなんですね。京都のどこから来はりましたん?」
「だって私らと同じ喋り方やん。伏見やねん。」
「えーほんまですか? 桃山御陵とか中書島とかよう飲みに行きますよ〜。どっかでおうてるかもわかりませんね。」
と京都の話題をきっかけに仲良くなった。結果的に元の席でも楽しかったかもしれない。

鉄道開通150周年と言うことで、この日の駅弁は大船軒のサンドウヰッチ。日本初の洋風駅弁で、文明開花の風もおさまらぬ明治32年に発売されブームとなった。当時のサンドウィッチは銀座や神戸などの高級レストランでしか食べられないもので、これが駅弁として気楽に味わえるのは革命的だったんでしょうね。マヨネーズとハムの普通のサンドウィッチだけど、こう言うのが1番美味しい。そう言えばサンライズの車内でもコンビニのサンドウィッチを食べたな。まあ良いや。

車内では本を読んだりビールを飲んだり、たまに隣のおばちゃんとおしゃべりをして過ごした。このおつまみはおばちゃんに頂いたもの。ありがたい。
そうこうしてるうちに新青森に到着した。すかさずApple Musicで青森県が産んだ国民的ロックバンド、スーパーカーの「PLANET」を再生した。
青い森にはよく似合う
小さな僕のプライドだよ
関西とはえらく違う、青森の冷たい風に吹かれながら聴くとより一層響いた。私のために作った曲だろうと思った。
在来線に乗り換え、青森市街へ向かう
その3へ続く