セクシー三昧

インターネットが掬いきれないお店の記録

はるぴん(大阪・高槻)

出張版セクシー三昧が掲載されたlightmellowbuのbu紙vol.5が本日発売されました!

 

 

ディスクレビュー紙であるbu紙で私は高槻の立ち飲み屋の話をしています。今回はその記事の中で名前だけ触れている中国居酒屋「はるぴん」を紹介します。

 

f:id:gtr7u6ik:20211008185045j:plain

 

「はるぴん」は阪急高槻駅から南に歩いたところにある歓楽街、城北町に店を構えている。写真からもわかるようにカウンターだけの店内はいつも満席だ。現地出身の店主が作ってくれる中国料理は唯一無二。

例えば、みなさんは「春巻き」と聞けば何を思い浮かべるだろうか。一番オーソドックスなのは揚げ春巻きだろう。東南アジア風に生春巻きを思い浮かべるかもしれない。しかし、「はるぴん」の春巻きはそのいずれでもない。

f:id:gtr7u6ik:20211008204041j:plain

これが「はるぴん」の春巻きだ。どうやら中国料理の春餅(チュンビン)を春巻きと呼んでいるらしい。小麦粉を薄くのばした生地の中には、もやしや卵などが入っておりエスニックな味わいがたまらない。

f:id:gtr7u6ik:20211008214508j:plain

f:id:gtr7u6ik:20211008204104j:plain

そして「はるぴん」は看板に水餃子を掲げているだけあって、最高に美味い。美味しい水餃子の店を三つ挙げろと言われたら確実に入る。そして八角の効いた焼き豚。これもたまらない。どの料理も紹興酒が合う。スイスイと飲み進めて、時折ピーナッツで口直し。そしてまた紹興酒を飲んで飲んで……。

f:id:gtr7u6ik:20211008204122j:plain

口をサッパリとさせたいときはくらげキュウリを食べると良い。コリコリとした食感と酢醤油が口の中を洗い流してくれる。

緊急事態宣言も明けた10月、秋風の中にはるぴんの味が恋しくなってくる頃だ。