中華料理 丹丹亭(大阪・守口)
大阪モノレールの終着駅、門真市駅から一駅前に大日駅はある。名前は知っていたけど行ったことのない駅。そして「だいにち」という言葉は関西弁の発音が心地いい。大きくて日というのも縁起がいい。ある晴れた日、今日こそはという思いで大日駅に降り立った。
大日駅から歩いて10分ほど、住宅街の中に「中華料理 丹丹亭」はある。
実はこの前に昼食を済ませていたのだが、店の雰囲気の良さとショーケースに貼られた「冷やし中華始めました」の文字。これを見てしまうともうダメだ。
ということで冷やし中華、始めさせて頂きます。
店内は近所の主婦グループが談笑に花を咲かせている。カウンターに座り、メニューを見ると、そこに並ぶ誘惑の数々。
ワンタンメン、五目汁そば、アゲソバ。中華丼に八宝菜(ハッポウサイ表記とハポウサイ表記が混在している)。焼き餃子もたまらない。丹丹定食はこのお店の名物メニューか?わかめスープを「わかめ湯」と書くのいいなあ……。
いやしかし、今日は冷やし中華を始める日。冷やし中華に集中しなければ冷やし中華に失礼だ。
「すみません、冷やし中華ください」
「冷やし中華?あーー冷麺ね」
そういえばメニューには冷麺と書かれていた。冷やし中華ではなく冷麺。どんな冷麺がくるのだろう。
来た瞬間、思わず笑顔に。錦糸卵にハム、カニカマ、キュウリ。大量の辛子に、てっぺんのさくらんぼ。2021年の冷やし中華、いや「冷麺」は無事始められそうだ。
すでに昼食を食べていることも忘れて夢中になって食べた。お会計を済ませて外に出ると、そこはもう「冷やし中華が始まった世界」それはつまり夏だ。
帰りは淀川まで歩く。大阪湾まで17.1km。どこまでも歩けそうな気分だ。
(店舗情報)
中華料理 丹丹亭
11:30〜14:00
17:00〜21:00
火曜定休
余談だが、次は絶対に丹丹定食を頼みたい。