ピエトロ
かつての繁華街である長野県佐久市の岩村田本町通りを一本入ると、古い飲み屋や趣のある喫茶店がある。今回紹介するピエトロは、先日紹介した喫茶茶王のすぐ近くに、ツタだらけの廃墟のような装いで聳え立っている。
2階を見ると電気がついているのを確認できた。
看板も灯る。
間違いなくこの店は生きている。
中に入ると、これまた年季の入った見た目。40年近く営業しているらしい。
タバコの煙、コーヒーの匂いが染み込んだ飴色の内装と、木を基調としたクラシカルな雰囲気の作り。一朝一夕ではこの雰囲気を出す事は出来ない。
メニューはシンプルに水物のみ。軽食の類は無い。
コーヒーも良いけど、喫茶店といえばレモンスカッシュ。実は新型感染症の影響でロスを減らす為に生レモン自体店に置かない所も多い。ここも常連の客足が減り、随分思い悩んでいる様子だった。もしかしたら近い内に無くなってしまうかも。
灰皿が専用の物で可愛い。
営業時間:昼過ぎから大体夜まで(不定休)
後日、新緑の季節に再訪してみた。
廃墟のような雰囲気を醸し出していた灰色の建物が青々とした緑に覆われた。
出入り口はツタが簾のようでかなり良い雰囲気。