もんぜん
駅から遠く、バスの本数も少ない住宅地にある飲み屋は面白い。その店の中にしか無い世界が形成されている。
田んぼと民家の隙間を縫う道路を歩いていると店らしき電飾の灯りを放つ建物が遠目で見えたので近寄ってみた。
古民家風の外観や古民家そのものをリノベーションして作られた店は流行っているが、ここは現代民家そのものだ。
絶対に入りたい。
入ります。
入った瞬間の"他所ん家"感。
靴を脱ぎスリッパに履き替えると右側のスライドドアを開き入店する。
入店時間は20:40頃。女将が「もう閉めます」との事。残念だ。
写真は撮れなかったが中はダイニングキッチンのような見た目のカウンターテーブルがあり、そこに常連と思われる2人が座っていた。
実はここへ来る前に行きつけのカフェの人に「近くにある"もんぜん"という飲み屋にこれから行ってみる」と宣言していたのだ。「今度感想聞かせて」と言われた。
俺はインスタのDMを開いて「もんぜん、もう閉まるらしくて入れなかった。もんぜんだけに門前払いってね😜🤣」というメッセージを送る準備をしていた。
最近こういうどうしようもない考えが頭に浮かぶとそれを発言せずにはいられなくなってきた。自分の評価が下がるのは分かっている。でも頭がそれに支配される。言わなきゃ、ってなる。
だから喫茶店の女の子にDMでキショいメッセージを送り、受け止めてもらう。俺は500円のコーヒーしか飲んでないのに。
この女は俺に惚れているからどんなメッセージ送ってもちゃんと受け身取ってくれるんだと思っているので。俺って不治の病ですか?心の。
送信はすんでのところで我に返って「それだけはダメだ」と止められたので犯罪は未然に防ぐ事が出来た。でもいつでも送れるように下書きに残しておこう。
こういう無意味な自己破産みたいなリスクをずっと抱えていくんですかね。
営業時間:不明
また今度行って調べます。