宿までの道のりを記憶伝いに歩くと、曲がり角を抜けてこの建物がバーンと目に飛び込んだ。
古いレンガ作りの洋館で、ここがかつて何らかの施設として機能していたのだろうと思わせられる面構えをしている。
だてさんが飲み会の場所に指定した彦根の銀座町は、今でも古来の日本の風景を思い起こされる商店街と家屋が立ち並ぶ。
何となく散策するだけでも楽しい。こういう整備された日本の古い街並みはもしかすると平成時代以降の賜物なんじゃないかなと勘ぐったりしてしまう。もちろん今まで保存してきたからこそなんだけど、あの行燈、タマがLEDだったりしてね。
清潔さって日本らしいなと最近思う。