セクシー三昧

インターネットが掬いきれないお店の記録

赤尾酒店

酒屋で酒とつまみを買って店内で飲む、要するにイートインなのが"角打ち"と呼ばれる飲みスタイル。

近年徐々にその姿を消していくこの業態は、都市圏を中心にあくまで"小洒落た物"という認識の元で真新しい酒屋が打ち出し始めている。どういう形であれ酒飲みの文化を継承していくのは良い事だと感じる。

今回紹介する赤尾酒店もその類で、一つ違う事を挙げればそこは古くから続く酒屋が代替わりして、今年4月から角打ちスタイルを始めた事にある。

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ここはJR福井駅から約1.4km程離れた場所にある。店の中はかなり省スペースで、例えるなら地方にある家賃3万ぐらいの1Rに焼酎や日本酒、クラフトビールが並んでいる。

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中でも推し出しているのはクラフトビール。国内外問わず一般量販店ではなかなか入荷していない物が並ぶ。
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クラフトビールの賞味期限はシビアな物も多く、県民に親しみのある地酒と違い(ビールユーザー以外は)知名度での売れ方をしないので売り方は大変だろうなと思う。

 

本題に入ります。ここは角打ちが出来る酒屋。スペースはどこかというとレジ前にあるカウンターテーブルだ。椅子は2脚ある。

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マジで真ん前だ。BARかよと思うような距離感で店主と話す事が出来る。酒屋なのであまりへべれけで絡む事は避けよう。

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ところで角打ちというのは要するにイートイン。少しでも配膳とか何らかのサービスをすると飲食店の許可を取らなくてはならなくなるので、建前としては"客がつまみと酒を買って勝手に店の中で飲み食いしてる"という事になる。

したがって、あれやこれやは自分でやろう。栓抜きや紙コップはテーブルの右側の棚に置いてある。

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よく近所の人がノンアルコールの物を買って飲んで帰っていくそうだ。そこはビール買えやと思う。

 

場所:福井県福井市足羽1丁目6-3

営業時間:10:00〜18:00(水曜と日曜休みですが、祝日の兼ね合いで日曜やってる時もあります。お店のインスタを確認して下さい)