Ai7(アイ・セブン)
何の特徴も無い、人に説明し辛い立地にあるお店ってどのように説明したら良いだろうかといつも戸惑う。
通りはするけど通り過ぎるだけの道を今一度見つめ直す事でやっと見えて来るお店がある。それは無職の持つ心の余裕が為せる技なのだろうか。
店の外観は古そうだが、店内がちゃんと外から見渡せる。平成と昭和の狭間にありそうな建物だが、当時としては先鋭的だったかもしれない。それくらい中身を見渡せない喫茶店の多い事。
かなりトレンディな内装だ。話を聞くとやはり平成初期の建物。1991年創業。店名はオーナーのアイコさんとラッキーセブンに因む。
20時頃に来店した時、オーナーは店内で晩酌していた。緩くて良い雰囲気。ここは良い店だという直感を受ける。
先述の通りこの店は30年、その前は別の喫茶店でアルバイトを12年、そのさらに前の店は10年という大ベテラン。
ちなみに12年勤めた場所というのが前回紹介した場守停という喫茶店だ。福井県は世界が狭い。
朝は7:30頃からモーニング、夜は大体21:30頃まで、客が帰ったら閉めるという感じ。
お酒の提供もある。ビールは1本600円。つまみは何かその時々に応じて作ってくれる。
オーナーは78歳と高齢なのに労働時間が長くて心配だ。(しかも無休。冠婚葬祭以外はお店に立つ。)受け答えや体の動きに問題は無さそうだったが・・・。
次は負担の少ない時間を選んでお酒を飲みに行きたい。