5日目 大歩危 祖谷 高知市
◯大歩危 祖谷
阿波池田駅から始発列車に乗り大歩危駅へ向かう。深い渓谷を蛇行しながら激しく流れる吉野川は、前日に見た穏やかな川と同じ流れとは思えなかった。
川を眺めたり列車の写真を撮ったりして時間を潰して1日に6本しかないバスに乗る。旧西祖谷山村の中心街でバスを降り、1時間半ほど山道を歩き温泉へ向かう。
(旧西祖谷山村の市街地)
(こんな道を歩いて行く)
こんな山道でも徒歩の通行人とすれ違うから驚きだ。渓谷に聳える小便小僧の脇に目的のホテル祖谷温泉がある。とんでもない高さである。
温泉まではロープウェイで降りる。浴室は撮影禁止だが、露天風呂からの景色はおおよそこんな感じ。
(露天風呂脇の広場からの眺め)
泉質はアルカリ性単純硫黄温泉。9.1ものphのアルカリ性で、とてもヌルヌルスベスベ。もちろん源泉掛け流しで塩素消毒も無し。源泉温度が39℃でぬる湯が好きな人には持ってこい。
風呂上がりレストランで祖谷の郷土料理を頂いた。白米は感動的な甘さと香ばしさで、コメだけでもビールの肴になる。2杯もおかわりをしてしまった。ヤマメの塩焼きもビールとよく合う味付け。カボスの爽やかで芳醇な香りが食欲を刺激する。
(店舗情報)
ホテル祖谷温泉
日帰り入浴
7:30〜18:00
◯高知市
ホテル祖谷温泉から1日3本のバスを乗り、再び大歩危駅へ。大歩危駅から特急南風号に乗り込み、高知へ向かう。高知駅へ着いたころにはすっかり夜だ。
・高砂湯
ホテル祖谷温泉の露天風呂はシャワー等がなかったので、高知駅近くの銭湯に行った。ここも徳島の新町温泉と同様に関西式の内装。おそらく平成になってから改装されたようで、中はとてもピカピカ。水風呂がステンレスの風呂でなんだから面白かった。
・ひろめ市場
銭湯から上がってゲストハウスにチェックインし、飲みにいくぞと息巻いていたが、高知市内は新型コロナウイルスの感染拡大により、飲食店は21時には閉店してしまうそうだ。とりあえずひろめ市場でカツオのたたきを食べて、トロの握り寿司をテイクアウトで買い、ゲストハウスで食べた。
帰る頃には広くて立派なアーケードと歓楽街は伽藍堂ようになっていて寂しかった。通常通り賑わっていたら楽しい街だと思うので、再訪を誓って就寝した。